補聴器は多数のメーカーや器種があり、価格の幅も広いため、どのような補聴器を選んだらよいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
当センターでは、一人ひとりの聴力や聴こえのニーズ、生活場面等によりおすすめの器種をご紹介し、試聴していただいております。
2020年11月から12月にどのような補聴器が人気だったかをランキングの形式でご紹介いたします。
補聴器を選ぶ際の参考になればと思います。
マイルドで自然な聴こえが特徴のメーカーです。
片耳15~20万円前後の価格帯の器種が人気でした。
「オープン」はオープンサウンドナビゲーターという、騒がしい場所でも後方からの必要な音声を制限しない雑音抑制機能を搭載しており、より自然に近い聴こえの器種です。
「ルビー」はオープンサウンドナビゲーターの代わりに指向性によって雑音の抑制を行います。
オープンは片耳23万円~、ルビーは片耳13~15万円と価格の違いがあります。
補聴器の価格は、雑音抑制の機能がより高性能になるほど、高くなる傾向にあります。
この2器種で迷われる方が多いですが、レストランや居酒屋など雑音の多い場所に頻繁に行かれる方にはオープンを、家の中など雑音の少ない場所で多く使用する場合はルビーをおすすめしております。
シャープな聴こえと、幅広い調整の幅を持つメーカーです。
充電式の補聴器と耳あな型の補聴器が人気でした。
最近の補聴器は処理性能の向上や、Bluetooth通信によって空気電池の持ち時間が短くなっている傾向があります。特に小型の電池を使用するタイプでは電池持ちが短いため、充電式を希望される方が増えています。
フォナックの充電式補聴器は充電ケースを2種類から選ぶことができます。
フォナックの耳あな型補聴器は、スマートフォンやワイヤレスマイクのロジャーと通信ができるタイプや、チタン製で丈夫かつ小型なタイプなど、ご希望に合わせて豊富な機能やサイズを選ぶことができます。
フォナックでは3月31日までGO TO 補聴器キャンペーンと題して補聴器の割引キャンペーンを行っております。ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
ハウリングのしにくさとオーダーメイド補聴器に定評のあるメーカーです。スマートフォンと連携した多彩な機能にも力を入れています。
耳あな型の補聴器や低価格帯(片耳10万円前後)の器種が人気でした。
高価なイメージのある耳あな型補聴器ですが、スターキーでは片耳10万円を切る耳あな型補聴器があり、初めて耳あな型補聴器を作る方におすすめです。
「Muse」という2世代前の器種ではありますが、標準的な機能は備えておりコストパフォーマンスの高い器種です。
耳掛け型は最新機種「Livio」の下位クラスが片耳10万円を切る価格で発売されています。最新モデルは多くの機能が搭載され、高額になる傾向にありますが、この機種はスマートフォンやアクセサリーなどと接続するワイヤレス機能を省くことで、低価格を実現しています。
音質にこだわりのあるメーカーです。
最新機種「モーメント」が購入されていました。
モーメントは特に軽度難聴の方におすすめの機能が搭載されています。
軽度難聴の方の場合、補聴器を通した音と、耳に直接入ってくる音とが同時に聴こえることがあります。
その際に、補聴器の処理スピードが遅いと音が二重に聴こえたり、波形が乱れたりと不自然な聴こえになってしまいます。
モーメントは「ピュアサウンド」という高速処理の技術により、遅延を極力減らし自然な聴こえ方により近づけているのが特徴です。
最近はマスクを外す際に一緒に補聴器が外れてしまい、補聴器を紛失される方が増えています。ワイデックスでは補聴器の購入時にオプションとして紛失補償を付けることができます(片耳2万円)。紛失補償だけでなく、同時に保証期間も1年延長されるという手厚いサポートを受けることができます。
☆この他にもまだまだたくさんのメーカーを取り扱っております。フィッティングをご希望のメーカーがあれば来られた際にお知らせください。