補聴器は多数のメーカーや器種があり、価格の幅も広いため、どのような補聴器を選んだらよいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
当センターでは、一人ひとりの聴力や聴こえのニーズ、生活場面等によりおすすめの器種をご紹介し、試聴していただいております。
先月に引き続き、6月にどのような補聴器が人気だったかをランキングの形式でご紹介いたします。
補聴器を選ぶ際の参考になればと思います。
- オーティコン
![](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/oticon_logo.png)
自然で違和感の少ない聴こえが特徴のメーカーです。
障害者手帳をお持ちの方のうち、約7割がオーティコンの総合支援法対象の器種を購入していました。
聴覚障害で手帳をお持ちの方は、補聴器を購入する際に助成を受けることができます。
特定の器種(総合支援法対象器種)は、助成の範囲内に収まるよう、価格が安く設定されています。
オーティコンは性能の高い最新型の補聴器を総合支援法の対象に指定しているため、手帳をお持ちの方におすすめする機会が増えています。
![オーティコンの耳掛け型補聴器](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/Opn_play2-500x330.jpg)
オーティコンHPより
- フォナック
![](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/phonak_logo.png)
シャープな聴こえと、幅広い調整の幅を持つメーカーです。
耳あな型の補聴器が人気でした。昨今は新型コロナウイルスの影響で、マスクを着ける機会が増えています。耳掛け型の補聴器はマスクに引っ掛かってしまい不便だという声が多く、耳あな型を強く希望される方が増えています。
フォナックの耳あな型補聴器はサイズや機能の選択に幅があり、「サイズと機能のバランスを取りたい」「とにかく小さく目立たなくしたい」「機能を重視したい」といったニーズに合わせて柔軟な選択をすることが可能です。
![フォナックの耳あな型補聴器](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/ae4f657b8338a303f9c4a1fced4c93c4-e1597224989837.png)
フォナックHPより
- スターキー
![](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/starkey_logo.jpg)
ハウリングのしにくさに定評のあるメーカーです。
スターキーでも耳あな型、特に価格を抑えたモデルが人気でした。スターキーはオーダーメイド補聴器に非常に力を入れており、極小サイズの「オトレンズ」や世界初の充電式耳あな補聴器など、特徴的な器種から、必要度の高い機能に絞り価格を抑えたモデルまで、様々な耳あな型補聴器が発売されています。他メーカーに比べ、低価格帯の選択肢も多いメーカーです。
![スターキーの耳あな型補聴器(CIC)](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/0143efcadeeb65a27873a34c7ac4a72f-300x300.png)
スターキーHPより
![極小の「オトレンズ」補聴器](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/otolens-1-e1541732869150-300x242.jpeg)
オトレンズ
- ワイデックス
![](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/widex_logo.png)
音質にこだわりのあるメーカーです。
こちらも低価格帯のモデルが人気でした。通常の雑音抑制に加え、エアコンや換気扇の音のような、常に小さく鳴っている騒音も抑える機能を搭載しています。
また、ワイデックスの保証規定がリニューアルされました。紛失補償および1年間の保証期間延長が、片耳につき2万円のオプションとして利用いただけるようになりました。他メーカーでは紛失補償が付かないことも多い低価格帯の器種でも利用可能です。
![ワイデックスのRIC型補聴器](https://nbell-tokyo.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/ENJOY-FS-e1591424803727.jpg)
ワイデックスHPより