月別アーカイブ8月 2020

2020年7月 人気のあった補聴器

補聴器は多数のメーカーや器種があり、価格の幅も広いため、どのような補聴器を選んだらよいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
当センターでは、一人ひとりの聴力や聴こえのニーズ、生活場面等によりおすすめの器種をご紹介し、試聴していただいております。
近頃はコロナウイルスの影響もあり、補聴器の選び方にも少しずつ変化が生じているように感じます。
先月に引き続き、7月にどのような補聴器が人気だったかをランキングの形式でご紹介いたします。
補聴器を選ぶ際の参考になればと思います。

  1. フォナック
    シャープな聴こえと、幅広い調整の幅を持つメーカーです。

    小型の耳掛け型、いわゆるRIC(リック)型の器種が人気でした。
    マスクを着ける機会が非常に多くなり、耳あな型の需要が高まっていますが、耳あな型にも短所があります。閉塞感を感じやい、小型の耳あな補聴器はスマートフォンとの接続ができないといった点です。
    一方、RIC型は目立ちにくさとスマートフォンとの接続を両立できます。

    フォナックの補聴器をスマートフォンと接続すると、iOS・Androidともに電話や音声を直接補聴器から出力することができます。この機能はZoomやSkype等のビデオ会議の際にも活用することができます。
    また、調整アプリを用いて細かい音質の調整等も可能です。

    フォナックの小型耳掛け型補聴器

    RIC型補聴器
    フォナックHPより

    フォナックのスマートフォン用アプリmy Phonak

    スマートフォン用調整アプリのイメージ


  2. ワイデックス
    音質にこだわりのあるメーカーです。

    先月と同様に低価格帯の器種も人気でしたが、7月は片耳20万円前後の中価格帯の器種を購入される方も増えました。

    中価格帯の器種になると、周囲の環境によって補聴器が自動的に音を調整してくれる「サウンドクラス」機能が搭載されています。ご自身で音量やプログラムの操作をしなくても、聴き取りやすい設定に自動で切り替わるため、より快適に聴くことができます。

    また、スマートフォンを用いた設定が細かく行えます。音質をご自身の好みに合わせて調整したり、音を聴きたい方向を前後左右のいずれかから選ぶというような細かい設定が可能です。

    WIDEXの補聴器(耳掛け型、耳あな型)

    ワイデックスHPより

    EVOKEアプリでできる操作の一例

    スマートフォン用調整アプリのイメージ


  3. オーティコン
    自然で違和感の少ない聴こえが特徴のメーカーです。

    6月に引き続き、障害者手帳をお持ちの方の半数以上がオーティコンの補聴器を購入されていました。
    聴覚障害で手帳をお持ちの方のために、特定の器種(総合支援法対象器種)は価格が安く設定されています。
    オーティコンは、雑音処理性能の高い最新型の補聴器をこの対象器種に指定しているため、手帳をお持ちの方におすすめする機会が増えています。

    また、お子様にはEduMicというワイヤレスマイクの併用を提案する機会も増えています。学校の教室内など騒がしい場所でも、EduMicを先生に付けてもらうことで、先生の声をクリアに拾うことができます。

  4. EduMic(ワイヤレスマイク)と耳掛け型補聴器

    EduMicと耳掛け型補聴器 オーティコンHPより


  5. スターキー
    ハウリングのしにくさとオーダーメイド補聴器に定評のあるメーカーです。最新モデルでは、世界初となる充電式の耳あな型補聴器も発売されました。

    7月も低価格のモデルが人気でした。スターキーでは片耳10万円を切る耳あな型補聴器もあります。
    また、低価格帯でも使わないときの自動スリープ機能や、内蔵部品の状態を診断してくれるといったユニークなAI機能を搭載した機種があります。

    スターキーのRIC型補聴器

    スターキーHPより

    スターキーの耳あな型補聴器(CIC)

2020年6月 人気のあった補聴器

補聴器は多数のメーカーや器種があり、価格の幅も広いため、どのような補聴器を選んだらよいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
当センターでは、一人ひとりの聴力や聴こえのニーズ、生活場面等によりおすすめの器種をご紹介し、試聴していただいております。
先月に引き続き、6月にどのような補聴器が人気だったかをランキングの形式でご紹介いたします。
補聴器を選ぶ際の参考になればと思います。

  1. オーティコン
    自然で違和感の少ない聴こえが特徴のメーカーです。
    障害者手帳をお持ちの方のうち、約7割がオーティコンの総合支援法対象の器種を購入していました。
    聴覚障害で手帳をお持ちの方は、補聴器を購入する際に助成を受けることができます。
    特定の器種(総合支援法対象器種)は、助成の範囲内に収まるよう、価格が安く設定されています。
    オーティコンは性能の高い最新型の補聴器を総合支援法の対象に指定しているため、手帳をお持ちの方におすすめする機会が増えています。
    オーティコンの耳掛け型補聴器

    オーティコンHPより


  2. フォナック
    シャープな聴こえと、幅広い調整の幅を持つメーカーです。
    耳あな型の補聴器が人気でした。昨今は新型コロナウイルスの影響で、マスクを着ける機会が増えています。耳掛け型の補聴器はマスクに引っ掛かってしまい不便だという声が多く、耳あな型を強く希望される方が増えています。
    フォナックの耳あな型補聴器はサイズや機能の選択に幅があり、「サイズと機能のバランスを取りたい」「とにかく小さく目立たなくしたい」「機能を重視したい」といったニーズに合わせて柔軟な選択をすることが可能です。

    フォナックの耳あな型補聴器

    フォナックHPより

    フォナックのチタン製耳あな補聴器
  3. スターキー
    ハウリングのしにくさに定評のあるメーカーです。
    スターキーでも耳あな型、特に価格を抑えたモデルが人気でした。スターキーはオーダーメイド補聴器に非常に力を入れており、極小サイズの「オトレンズ」や世界初の充電式耳あな補聴器など、特徴的な器種から、必要度の高い機能に絞り価格を抑えたモデルまで、様々な耳あな型補聴器が発売されています。他メーカーに比べ、低価格帯の選択肢も多いメーカーです。

    スターキーの耳あな型補聴器(CIC)

    スターキーHPより

    極小の「オトレンズ」補聴器

    オトレンズ

  4. ワイデックス
    音質にこだわりのあるメーカーです。
    こちらも低価格帯のモデルが人気でした。通常の雑音抑制に加え、エアコンや換気扇の音のような、常に小さく鳴っている騒音も抑える機能を搭載しています。
    また、ワイデックスの保証規定がリニューアルされました。紛失補償および1年間の保証期間延長が、片耳につき2万円のオプションとして利用いただけるようになりました。他メーカーでは紛失補償が付かないことも多い低価格帯の器種でも利用可能です。

    ワイデックスのRIC型補聴器

    ワイデックスHPより